順天通信その4(2004.02.27)

韓国での部屋探し

 皆さん、お久しぶりです。韓国の高校は現在、長〜いお休み中です。今日は、韓国での私の部屋探しについて書きたいと思います。

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 私の雇用先と、私の住むアパートの管理会社とのお金の問題によって、私は1ヶ月以内に新たに部屋を探し、引越しをしなければならなくなりました。言葉も通じない海外で部屋を探すことは頭のいたいことです。

 韓国には日本にあるような、不動産の仲介業者がなく、無料で配付される地方情報誌から部屋を探さなければなりません。長い冬休みを終えて、日本から韓国に戻って来たら、急にこのよなことになって、落ち込んでいました。

 しかし、そんな私の心配もあっという間に消し去ってくれたのが、韓国の方々の優しさです。    

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 長い休暇の後、私を懐かしがって、近くに住む韓国人のN先生が電話をかけてくれました。N先生は、他の高校に勤務する日本語の先生です。N先生に、部屋探しのことを話しました。すると、N先生のお姉さんが私の勤める順天の近くに住んでいるので、お姉さんにも頼んで、高校の近所で部屋を探してみてくれるとのことでした。

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 2日後、N先生に誘われて、N先生とN先生の旦那さんと卓球をしていると、N先生のお姉さんが御主人と一緒に卓球場に現れました。卓球は切り上げ、部屋探しをしたほうがいいとうことになり、雨の中、皆で部屋を探しに行きました。いい物件があり、さっそく翌日、契約をすることになりました。

 契約には、私の学校につとめる日本語のK先生と行くことになりました。契約の前に、私はK先生ともう一度部屋を確認しました。K先生は部屋を見て、部屋が狭いし、回りの環境も暗いし、小さいアパートなので、他の部屋を探した方がいいとのことでした。

 そして、その日、再びK先生とK先生の旦那さんと一緒に再び部屋探しをすることになりました。私にできることは、ただK先生や旦那さんがアパートの管理会社などと話をしたり電話したりするのを、側で先生たちに「カムサムニダ」と言って見ていることだけでした。最終的に、部屋が見つかり、契約は2週間後にすることになりました。問題は解決しました。

 その翌日、再びN先生と、他の学校に勤務する日本語のS先生と食事をした時に、私の引越しの話しになりました。S先生は、他のもっと綺麗で大きいアパートがあるから、そちらの方がいい。私にもう一度考え直した方がいいと言いました。そして、再び部屋を見に行きました。  

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 さて、皆さん、ここまで読んで、何人の人達が私の部屋探しに協力してくれたか憶えていますか??@N先生、?AN先生の旦那さん、?BN先生のお姉さん、?CN先生のお姉さんの旦那さん、?DK先生、?EK先生の旦那さん、?FS先生。そうです7人もです!

 最終的には、来月、K先生と一緒に探したアパートに引越す予定です。

 韓国に来て、色々な人に助けてもらい、外国人の私でも何とか生活できています。自分1人で生活していると思っていても、その背後には、何人もの人の支えがあるということを、はっきりと認識させられます。そう考えると、自分がいる環境は、日本に居る時とは全く違うんだなと感じます。貴重な体験。。。  

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 長い休暇の後、日本から韓国に久しぶりに戻り、やや不安でした。でも、部屋探し騒動の後、また今年も一年、ここで頑張れそうな気がしてきました。皆さん、今年も宜しくお願いします。

韓国・順天から

山本容子