メルボルン便り―――その4(2004.3.12)   

「大學都市」メルボルン

 ご無沙汰しております。 メルボルンのりょうです。

 先日、中国にいる友人の妹さんがメルボルンに留学しに来ました。何故メルボルンと聞いてみたら、「世界で一番住みやすい町」に選ばれたからと答えてくれました。確かに、留学先として、メルボルンは様々な魅力を持っているはずだと思います。

 まず移民の町として、メルボルンの人口の四分の一が世界140ヵ国以上の国から来た移民ですから、多国籍文化と異国情緒が漂う中で、留学生は世界各国の人々や文化に触れることが簡単に出来ます。

 次に他の留学先より、メルボルンの物価が安い、街はビジネス、エンターティメント、ショッピング、グルメなどが渾然一体となって活気にあふれており、質の高いライフスタイルを送ることが可能な街と言えます。

 また留学生として、最も大事なのは、メルボルンは教育の街と称されることもあるほど教育水準の高い大学や各種学校が数多く有り、今でも4万人以上の留学生がここで学習生活を送っています。今年の2月ごろ、メルボルン市は市を将来「大學都市」としてアピールし、さらに多くの国内外の学生をひきつけるだけの施設とサービスを提供する方策作りをすることを発表し、これから、ますます多く留学生がメルボルンに来ることに違いないと私は信じています。

 「教育産業」として、メルボルンの「留学生ビジネス」がとても成功していると思います。 1996年の調べても学生の生活費だけで1億5000万ドルに達していることで、海外からの留学生がメルボルンの経済に大きな利益を与えたことを示しています。 政府としては、市の経済、雇用の安定と創出に大きく貢献しているこの政策にこれまで以上の力を入れるのでしょう。
                             
りょう