メルボルン便り――その1(2003.6.23) お引っ越し

Hi,メルボルンのりょうです。
皆さん、お元気ですか?

「光陰矢のごとし」、日本を離れてあっという間に4年も経ち、今、やっと落ちついたところです。 実は、最近引っ越しました。この13年間平均年1回の頻度で引っ越した私にとって、 これが終着駅とは言えませんが、少なくともこれからの10年間動かないつもりです。

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一言でいえば、引越って、大変です。しかし、日本とオーストラリアの引越を比較してみると、 面白みもあります。

まずアパートを借りる時、日本では、どうしても保証人が必要です。 そのため、日本に誰も知りあいのいなかった私は本当に苦労をしました。 しかし、こっちでは日本と違ってなんでも「experience」です。 これも大変です。以前にアパートを借りた記録がない場合は、なかなか貸してくれません。 ですから一人でオーストラリアに来た時には、他の人とシェアするのが一番便利です。

次は最初に支払うお金ですが、メルボルンでは家賃以外に1ヶ月分の敷金だけ払えばいいのです。 これは日本より大分楽だと思います。私は日本にいた頃、家賃と敷金を合わせて5ヶ月分を支払いました。 又アパートを出るとき、オーストラリアでは、カーペットが殆どなので 専門の掃除屋に頼んでクリーニングしてもらえば敷金の100%を返してもらえる可能性が高いのです。 この点は日本よりずっといいです。

さてアパートを借りて、そろそろ引越しです。貧乏留学生にとって、一番の節約方法は もちろん自分で運ぶのです。これはどちらの国でも同じです。 (今の留学生は裕福かも知れませんが、13年前は貧しい留学生が多かったのです。) しかし、時の流れとともに私の荷物も次第に増えていき、 引っ越しの方法も「自分で運ぶ」から「友人に手伝ってもらう」、 そして「引っ越し屋さんに頼む」という形に変わってきました。

日本の近況がわかりませんが、最近メルボルンでは、中国人の移民が増えてきたため、 引越し屋の仕事に従事する華人も多くなりました。 料金が下がったのはうれしいですが、同胞の間での値下げ合戦には心が痛みます。 安さが競争の一つの手段ですが、よいサービスはもっと大事だと私は思います。

もう一つ日本と大分違うところは、隣近所との付き合いです。 日本では、よい関係を築こうと思ったら、引っ越した後すぐにお土産などをもって、 隣近所の人に挨拶しなければなりませんが、オーストラリアでは引っ越して2、3日後、 隣の人が挨拶にしに来てくれます。 「Hello」ただその一言で、メルボルンの温かさを感じさせてくれました。本当にいい町ですね・・・

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長い間日本語を使っていませんので、おかしな文になってしまい大変失礼しました。 こんな感じのメルボルンと私、よろしくね!

りょう