教員紹介

担当教員一覧
佐藤尚子
村岡英裕
吉野文
高民定

佐藤 尚子

■ 略歴

■ 専門分野

日本語教育,現代日本語の文法

■ 主たる担当

■ 2007年度担当の授業科目

連絡先

研究室
国際教育センター2階 研究室2
電話
043-290-2202
e-mail
sophia@faculty.chiba-u.jp

主な研究業績

村岡 英裕

■ 千葉大学大学院に進学を希望する皆さんへ

私の研究室では、デル・ハイムズなどの社会言語学、会話分析、接触場面研究、言語管理理論、第2言語習得論、などの学問を前提にしています。私のところで研究したい方はとくにJ.V.ネウストプニー先生の著書や論文は最低限読んでおいて下さい。

指導可能な研究領域は以下の通りです:
接触場面の会話の諸相
インターアクションのプロセス
社会文化能力の習得プロセス
教室談話研究など

*狭い意味での日本語文法や言語現象については扱えませんので、他 の先生に指導を仰いで下さい。また、教育方法や教材開発などについても研究の中心テーマとしては取り上げることは出来ません。

■ 略歴

■ 研究の関心

1986年から1994年までは海外で、1994年から1998年までは国内で日本語教育に携わっていました。現在は、日本語教育がフィールドでもあり、目標でもある応用社会言語学の分野を開拓する研究者の1人であると自己規定しています。

1. 接触場面研究
日本語学習者は日本語環境においては生涯の大部分を接触場面の中で過ごすことを理解するとき、接触場面の研究は、 ネウストプニーが言うように、日本語教育の出発点であり到着点でもあるのだと思います。日本語母語話者と日本語母語話者の二者会話から始まった接触場面研究ですが、さまざまな社会的制約が詰め込まれた実際のインターアクション場面の実態解明が望まれます。ここ数年はインターアクションにおける社会文化管理を調査していました。
接触場面研究では、おもにインターアクションの現象を捉えようとするインターアクション研究と、インターアクションの問題を理解しようとする言語管理研究とを行っています。
2. 教室研究
教室研究では、教室談話分析と教授ストラテジー研究を行っています。
日本語学習者に教室外のコミュニケーションを教え、経験させることが重要な一方で、教室コミュニケーションの実際もまた明らかにする必要があるでしょう。教室社会の実際のやりとりの細部からそこで起きている現象とその意味をとらえようとする実証的なアプローチを提唱しています。(少しずつ同じような主張をする人が増えてきたように感じますが...)また、教師の教授方法については規範的な○○すべきだ、 といった経験知による報告や助言があり、それはそれでとても役立つものですが、散発的な記述であることは否定できません。教室談話の分析では教師と学習者のやりとりが見えてきますが、そのインターアクションには教師のルーティン化された実践知も観察できます。縦断的に見ていけば教師の成長もまた追跡することができるでしょう。この分野は日本語教育ではまだまだ始まったとは言えない状況です。
3. 学習者ストラテジー研究
第2言語習得研究に欠けている学習の管理の主体についての研究です。習得をもう一度学習者自身にもどして、 彼らがどのように学習環境とインターアクションをしながら学習を意味づけ、すすめていこうとしているのかさぐっていく必要があるでしょう。残念ながら日本語学習者に出会う機会がなくなり、学習者ストラテジー研究は他の研究者におまかせしています。

効率に重点を置いたり、習得だけを追求する日本語母語話者の観点からの日本語教育ではなく、異文化に対する共感と緊張の中で暮らす学習者の観点からのalternativeな日本語教育のアプローチに親近感があります。

■ 主な出版物

*以下のところに少し古いですが、主な業績が掲載されています。ご興味のおありの方はどうぞ。

http://kendb.ccr.chiba-u.ac.jp/perl_cgi_example/top_page_f.html

http://www.l.chiba-u.ac.jp/jp/intro/jpl/muraoka.html

吉野 文

■ 略歴

■ 担当の授業科目

■ 研究の関心

日本語学習者をめぐって、その学習過程をストラテジーや多様な学習環境とのインターアクションの視点から見ること

■ 主な研究論文・調査報告

■ 連絡先

研究室
国際教育センター3階研究室9
電話番号
内線2209
メール
ayoshino@faculty.chiba-u.jp

高 民定

■ 略歴

■ 研究分野の紹介

  1. 日本語の話し言葉の文法研究
  2. 接触場面の言語問題と言語管理に関する研究

日本語の談話における文法研究、日本語教育。言語表現の談話における機能について、言語の実際使用の場面から研究を行っている。またこれをベースにしながら、接触場面での非母語話者の文法能力の問題を中心に言語管理の観点から研究を行っている。

■ 担当科目

■ 主な業績

■ オフィスアワー(月4限、金3限通年)

研究室:総合校舎A402 Tel:043-290-3635 E-mail:komin@L.chiba-u.ac.jp